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デジタルサイネージとは?仕組みや種類を簡単に解説!

2024/10/22
2024/09/09
デジタルサイネージとは?仕組みや種類を簡単に解説!

ディスプレイに表示されるデジタルサイネージは、紙のポスターや広告に取って変わり、すっかりわたしたちの身近なものになりました。

デジタルサイネージはこの10年で、市場規模を3倍に拡大し、ますます需要が高まっています。

大手企業だけでなく、小規模企業も低価格で手軽に導入できるようになっています。

デジタルサイネージを導入すれば、コストが削減でき、集客効果も期待できるため、貴社でも導入を検討しているところかもしれません。

でも導入の前に、そもそもデジタルサイネージの仕組みや、どんな種類があるかを簡単に知っておきたいと思います。 

本記事では、

  • デジタルサイネージの概要

  • デジタルサイネージの基本的な仕組み

について初めての方にもわかりやすくご紹介していきます。

デジタルサイネージとは?簡単に説明

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージとは簡単に言うと、店舗や公共の場所などでディスプレイやプロジェクターに画像や映像を映し出し、情報や広告を動的に表示する現代的な電子掲示板システムです。英語の「Digital Signage」は「デジタル看板」という意味で、デジタル技術を使った看板、広告のことを指します。

デジタルサイネージを導入することで、従来の看板広告にはできなかった動きをつけたコンテンツの表示が可能になります。さらに、コンテンツの入れ替えが複数のディスプレイに対して同時に行え、時間帯、客層、場所に応じたコンテンツを設定することも可能になり、新たなマーケティング手法として注目されています。

デジタルサイネージの設置場所

デジタルサイネージは、全体の約6割が交通広告として公共の交通機関(電車やバスや駅、空港など)で活用されています。

その他、店頭やオフィス、屋外やビルの壁面など規模の大小を問わず、デジタルサイネージはあらゆる場所に設置可能です。

デジタルサイネージの別の呼称

一般的にデジタルサイネージという呼び方が定着していますが、この他に

  • 電子看板

  • 電子POP

  • 電子広告

  • サイネージ

  • 電子ポスター

などの別名で呼ばれることがあります。

デジタルサイネージの仕組みは大きくわけて3種類

デジタルサイネージの仕組みは大きくわけて3種類

ではここで、デジタルサイネージの仕組みを簡単に外観しましょう。

デジタルサイネージは基本的に、

  1. コンテンツを作成

  2. 配信スケジュールを考える

  3. 配信する

という流れでコンテンツ配信を行います。

基本的なデジタルサイネージの仕組みは、「スタンドアロン型」「ネットワーク型」「インタラクティブ型」の3種類に分けられます。

スタンドアロン型

スタンドアロン型

スタンドアロン型とは、コンテンツを収めたUSBメモリーやSDカードなどの記録媒体をディスプレイに挿して、映し出すタイプのデジタルサイネージです。

メリット

  • インターネット環境がなくても簡単に配信でき、設置も楽に行える

  • 導入コストも掛からないので、小規模店舗でも手軽に1台から導入できる

デメリット

  • コンテンツの更新は、1台ごとに手動で行わなければならない

  • リアルタイム配信や遠隔操作などの柔軟な対応ができない

  • ディスプレイが複数台ある場合、コンテンツの更新に手間がかかる

  • 動画と静止画を組み合わせたコンテンツを同時に表示させることができない

スタンドアロン型は、個人経営の店舗がコストを抑えて手軽にデジタルサイネージを導入したい場合の選択肢になります。

ネットワーク型

ネットワーク型とは、インターネットや無線LANなどの社内ネットワークを通じて、コンテンツ配信を遠隔で管理できるデジタルサイネージです。

ネットワーク型デジタルサイネージは、サーバやシステムを自社で設置して運用するタイプと、インターネット経由で提供されるクラウド型があります。

社内LAN

社内LANネットワークは、管理用PCから社内LANに接続されたディスプレイにサイネージを表示させ、コンテンツを管理します。

オンプレミス型

オンプレミス型は、社内にサーバーを設置してネットワークを構成し、遠隔でコンテンツを配信します。

サーバーやハードウェアなど、全て自社で保有し運用します。

クラウド型(saas)

クラウド型はインターネット経由で提供されるデジタルサイネージです。

サーバーを自社で管理する必要がなく、CMS(デジタルサイネージコンテンツ作成のためのソフトウェア)も合わせて定額で利用することができます。

CMSを利用すると、自社でコンテンツ(配信番組)を作成し、複数の端末に遠隔でコンテンツを配信することができます。

メリット

  • パソコン1台で複数の端末に遠隔でコンテンツを配信できる

  • コンテンツの入れ替えに人件費を割く必要がない

  • リアルタイムの情報を同時に表示できる

  • 時間帯、客層、場所に応じたコンテンツを設定することが可能

  • SaaSを利用すれば低コストで導入できる

デメリット

  • 機器の購入・設置費用がかかる

  • ネットワークの運用・保守費用がかかる

インタラクティブ型

インタラクティブ型

インタラクティブ型は、ユーザーのアクションに対応して情報が表示される、タッチパネル式のディスプレイを使ったデジタルサイネージです。観光地や大型のショッピングモールなどでよく使われているタイプのデジタルサイネージです。

メリット

  • 多言語にも対応できる

  • 顔認識や画像認識などAIやARの技術と連動して双方向のコンテンツを表示させることも可能

デメリット

  • イニシャルコストが高額になる

  • 運用、保守費用もかかる

デジタルサイネージが活用されている場面

デジタルサイネージは単なる「看板」にとどまらず、さまざまな用途で活用されています。

広告を表示させる

駅やビル、エレベーターなど、人の多く集まるところにデジタルサイネージ広告が設置されています。従来の広告では不可能だった画像の切り替えや、映像との組み合わせが可能で、より人目を引く広告の表示が可能になります。

看板や電子POPとして

スーパーや店舗では、店舗の看板や、電子POPとして販売促進に活用されています。商品の紹介や、セールの情報を表示させたり、顧客のスマートフォンと連動させて、クーポンをプッシュ送信することも可能です。

情報提供や案内として

病院や観光地では、情報提供や案内を目的としてデジタルサイネージが活用されています。さらに、オフィスや工場では従業員向けの情報共有や、来客用のウェルカムボードとして導入する企業が増えています。

空間演出のため

デジタルサイネージを使えば、窓の代わりにきれいな景色を映し出して別世界の空間を演出したり、季節に応じてコンテンツを変えたり、人の動きに合わせて映像を変化させるインタラクティブな演出をしたり、魅力的な空間を作り出すことが可能になります。

ネットワーク型デジタルサイネージに必要なもの

デジタルサイネージのメリットを活かすには、ネットワーク型デジタルサイネージの導入が必要です。

スタンドアロン型は、端末ごとにコンテンツを手動で更新しなければならず、複数の店舗やディスプレイを管理するには不向きです。

また、オンプレミスのネットワークは、自社でサーバの管理やネットワーク構成を行わなければならず、コストや運用のための人件費がかかります。

クラウド型は、PC1台でコンテンツを一元管理でき、かつ低コストです。

SaaS型デジタルサイネージは、インターネットの環境があれば簡単に導入できます。

デジタルサイネージを導入するには、ネット環境の他に何が必要になるでしょうか。

デジタルサイネージには以下の設備が必要です。

  • ディスプレイ

  • コンテンツ

  • STB

  • デジタルサイネージソフトウェア

ディスプレイ

まず、サイネージ広告を表示させるためのディスプレイが必要になります。

ディスプレイは目的と用途に合わせて、必要なものを選択することになります。

ディスプレイを選ぶ際に以下の要素を考慮に入れます。

  • 屋内で使用するか、屋外で使用するか(耐久性)

  • ディスプレイの大きさ

  • 照度(液晶かLEDか)

  • スタンドアロン型か(単体で動作するのか)

  • タッチパネル機能が必要か

  • ディスプレイを設置するためのスタンドは必要か

  • マルチディスプレイ(複数の画面を組み合わせて大画面にする)にするのか

コンテンツ

デジタルサイネージで表示させるコンテンツを作成する必要があります。自社で作るか、外注するかによって予算が変わってきます。

大抵の場合、自社で静止画のスライドショーを作成したり、動画と組み合わせて思い通りのコンテンツを作成できます。

デジタルサイネージのコンテンツは、いわば独自の放送チャンネルを持つようなイメージです。時間帯や場所によって配信内容を変えたり、天気予報などリアルな情報を配信することができます。

パワーポイントなどで手軽に作成することも可能です。

STB

STBとは、「セットトップボックス」の略で、ディスプレイにコンテンツを表示させるための小型の機材のことです。

再生機能が内蔵されていないディスプレイにコンテンツを映し出すにはSTBが必要です。わかりやすく言うと、STBとは「コンテンツを再生するための機能だけが入ったパソコン」のようなものです。

STBは小さな箱型の機材なので、設置が簡単でスペースも取りません。ディスプレイの裏側に取り付けることができ、パソコンに比べて安価で耐久性が高いのが特徴です。

再生機能が搭載された専用のデジタルサイネージを導入する場合、STBは必要ありません。

関連記事:デジタルサイネージ専用のSTBとは何をするデバイス?仕組みを簡単解説

デジタルサイネージソフトウェア

デジタルサイネージソフトウェアとは、デジタルサイネージのコンテンツを作成、管理するためのソフトウェアです。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使えば、マウスのドラッグ&ドロップで静止画や動画を自由に組み合わせて、簡単にコンテンツを作ることができます。独自の番組を作成しタイムテーブルも自由に組むこともできます。

場所や時間帯によって広告の内容を変更したり、リアルタイムで情報を修正・更新することも可能です。

デジタルサイネージソフトウェアは、複数のディスプレイを一括で管理するためには必須で、クラウド(saas)での定額利用が一般的です。

関連記事:デジタルサイネージソフトウェアとは?CMSで簡単コンテンツ配信!

Rabiloo(ラビロー)のデジタルサイネージならカスタマイズ自由自在

弊社Rabilooは安価で高機能のクラウド型デジタルサイネージを提供しています。

Rabilooのデジタルサイネージは

  • レイアウトの設定

  • コンテンツのスケジュール管理

  • 複数のデジタルサイネージを一括管理

  • ユーザーごとに画面の管理権限を割り当て

こうした基本的な操作を、誰でも簡単に行なえる機能を備えています。

Rabiloo Digital Signageは、小規模経営の店舗から、全国展開の大型チェーン店まで幅広くご利用いただいております。

店舗アプリやPOSシステムと連動させて、マーケティングの効果測定にも活用することができます。

自社開発のsaasのため、各企業のニーズに応じて、スピーディにカスタマイズも可能です。

デジタルサイネージを通してDXをご検討の企業様、お気軽にご相談ください。

デジタルサイネージの費用感、デジタルサイネージで解決できる課題、ご不明な点がございましたらいつでもお問い合わせください。すぐにご回答いたします。

 

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Kakimoto Kota
Rabilooのオウンドメディアで制作ディレクターを担当。日越翻訳、記事、動画、SNS、コンテンツの戦略立案から制作まで行う。2015年よりベトナム・ハノイ在住
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