ー システムインテグレーターとして、御社はどのような基準で開発パートナーを選んでこられましたか
角間さん:開発パートナー選定において、大事なのは3つあると思っていて、それは「技術力」「柔軟性」そして「しっかりと明瞭なコミュニケーションができる」この3点です。
ー これらの基準についてさらに詳しく教えていただけますか。
角間さん:過去の経験ですが、ベトナムのオフショア会社さんで、コミュニケーションなどの面で非常に信頼できるパートナーさんがいました。でも担当の方は非常に良かったんですが、中にいるエンジニアさんの解決力であったり、質みたいなものが極端に低くて。やはり、コミュニケーション力だけでは成り立たないと考えました。最終的には、技術的な解決力がないと開発パートナーとしては使えない。
コミュニケーションで言うと、私自身、エンジニアの出身なので、変な誤魔化しをされると逆に困ってしまうんですね。すぐにわかってしまいます。できてないのに、できたように誤魔化されるとか、失敗したのにできてます、みたいな。包み隠しのない、明瞭なコミュニケーションができることが大事だと思っています。
ー Rabilooをお知りになったきっかけはなんでしたか。
角間さん:まだRabilooさんが小規模だったときに、何かのご縁でクオンさん(Rabiloo代表)にお声がけいただいたことが、きっかけだったと思います。最初は小さな案件からご相談して、会社の規模に応じてお任せできる範囲がどんどん増えていったという感じです。
ーRabilooのコミュニケーション能力をどう評価なさいますか。
先ほども言いましたが、私はコミュニケーションにおいて、率直さや誠実さを非常に大切に考えています。Rabilooさんはその点、いつもダメなものはダメ、いいものはいい、失敗したものは失敗したと、できたものはできたと、しっかり誠実に答えてくださるので、しっかり明瞭にコミュニケーションができるのを魅力に感じております。
ーRabilooの能力についてどのような印象を持たれましたか。
(Rabilooの規模が大きくなった)最近のところで言うと、一番はエンジニアリングの品質の高さ。チームでやっているので開発に強いということ、あとは技術的な課題解決能力。エンジニアリングには2種類あると思っていて、一つはボリュームを持っていて一気にどんと開発する能力、もう一つは技術的な課題解決能力。途中で「つまる」というのはどんなプロジェクトにおいて必ず発生するので、そうなった時の解決力、両方とも必要だと思ってます。Rabilooさんはそのどちらも重視していて、解像度が高い。
具体的な例で言うと、アート販売のECサイトをRabilooさんと一緒にご提案したことがありました。お客様はどんどん新しい機能を追加していきたいと言うタイプのお客様だったので、Rabilooさんに直接お客様とコミュニケーションをとってもらう体制を取りました。一気にいろんなものが完成していって、結果としてかなり良い価値を提供できたと思っています。最終的には、お客様の側へ内製化を引き継ぎましたが、引き継いだエンジニアの方から、コードの品質やプロジェクトの品質が非常に良かったという評価をいただきました。
ーRabilooと協業して他に満足されていることはありますか。
角間さん:Rabilooさんとのプロジェクトにおいては、ブリッジエンジニアや開発チームとの協力だけでなく、CTOのオアインさんと話をする機会もあります。何かプロジェクトで行き詰まりを抱えた時に、オアインさんと話をすると必ず良い解決策が得られる、というのがあってRabilooさんも信頼しているし、オアインさん本人もすごく信頼しています。
ー御社の今後の目標は何でしょうか。
角間さん:基本的にはShopify制作事業における規模の拡大を行っていきたいと思っています。元々の考え方として、マーチャントさん(加盟店)をしっかり伸ばすということをモットーにしていますが、自分たちの力が弱ければマーチャントさんのECサイトを伸ばすことができません。お客さんを「伸ばす」ために「自分たちの力をもっと伸ばしていく」というところを含めて、規模の拡大ができたらと考えています。
ー今後、御社との協業でRabilooに期待されていることは何でしょうか。
角間さん:RabilooさんにはすでにShopifyの独自アプリの分野で開発を依頼させていただいています。でもただ作って終わりというのではなく、Rabilooさんはエンジニアリング能力が高く、技術のキャッチアップも早いので、今後も協力して開発で培ったノウハウを一緒に貯めていければいいなと思っています。また、今後は、自社ソリューションに組み込めるAIに関するパーツのようなもの、コンポーネントを共有してもらって、それを組み合わせて新しいシステムを開発できれば嬉しいです。
ー最後にRabilooに何か一言お願いできますか。
角間さん:私の中でRabilooさんは、大きくいうと「ベトナムの象徴」みたいなところがあります。日本が比較的、低迷する中にあって、ベトナムという国は今までもこれからも発展し続ける国だと思っていますので、Rabilooさんはしっかりと「成長」を体現するような会社であり続けていただきたいと思っています。クオンさんからいつもいただいた言葉なんですけども、「一緒に成長しましょう」、前はどちらかといえば「一緒に成長しようぜ」ぐらいだったんですが、今は「一緒に成長させてください」ぐらいになっていますので(笑)、今後もRabilooさんと一緒に成長できたらなと思っています!
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