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整骨院に患者が来ない本当の理由|リピート率アップにAIフォローが効く仕組み

整骨院に患者が来ない本当の理由|リピート率アップにAIフォローが効く仕組み

「先週来てくれた患者さん、その後どうしてるかな」

こう思いながらも、忙しい施術の合間に個別で連絡を取る余裕はなかなかありません。

何かあればまた来てください」と見送るだけで、その後の患者の状況はわからないまま——気づいたら、来なくなっていた。

多くの整骨院でこれが日常になっています。

整骨院のリピートに関する各種調査によると、通院を止めた患者の約7割が「なんとなく行くのを忘れた」と答えています。

施術の質に不満があったわけでも、別の院に移ったわけでもない。

ただ、忘れられたのです。

私たちRabiloo(ラビロー)は、整骨院チェーン向けにLINE×AIチャットボットを使った患者対応システムの開発に取り組んでいます。

この開発を通じて見えてきたのは、「施術が終わった瞬間から次の来院まで」の時間に、院からの働きかけがほとんど存在していないという現実です。

本記事では、以下の4点を解説します。

この記事でわかること
  • なぜ「やろうと思っている」施術後フォローが形骸化するのか

  • 患者離脱の7割を占める「ただ忘れただけ」を防ぐアプローチ

  • 患者ごとに内容を変えたフォローを自動で届けるAIの仕組み

  • 多店舗経営におけるフォロー品質の「ばらつき」をなくす設計

整骨院に患者が来ない「本当の理由」——リピート率アップに必要な視点

整骨院に新規患者が来ない(2回目以降リピートしない)最大の理由は、施術の不満ではなく「なんとなく行くのを忘れただけ」が約7割を占めるという事実です。

業界平均のリピート率は50〜60%前後とされていますが、裏を返すと「残りの半数は、ただ院のことを忘れてしまったために離脱している」構造だと言えます。

「施術に不満があったから」は少数派

リピートしなかった患者の理由を聞くと、施術への不満や別の院への乗り換えを挙げる人は実は少数です。

最も多い答えが「なんとなく行くのを忘れた」というのは、院側からすると少し意外に感じるかもしれません。

でも、患者の立場で考えると自然なことでもあります。 施術を受けてそのときは楽になった。

でも日常に戻ればまたすぐ忙しくなる。次の予約も入れていないし、誰かから声をかけられるわけでもない——そのまま数週間が過ぎていく。

患者が院を「忘れる」のは、患者の記憶力の問題ではありません。

院から次のアクションが何もなかった、ということです。

整骨院の新規患者がリピートしない最大の理由は「施術への不満」ではなく「なんとなく忘れた」が約7割を占めることを示すグラフ

施術後フォローが「形骸化」する構造的な理由

それなら施術後にフォローのメッセージを送ればいいのでは」と思うかもしれません。

実際、多くの院でその重要性はわかっています。

ただ現実には、施術者が1日に何人もの患者を担当しながら、終了後にひとりひとりへ個別のフォローを続けるのは体力的に難しい。

院内でルール化しても、スタッフによって実施のムラが出る。

担当者が変わると継続できなくなる。

こうして「やろうとは思っているが、続いていない」という状態が常態化します。

これは個人の努力の問題ではなく、人手に依存したフォローが持つ構造的な限界です。

整骨院のリピート率を確実に上げる「施術後フォロー」3つの鉄則

なんとなく忘れた」を防ぎ、患者に整骨院のことを思い出してもらうためには、「院に来ていない時間」のコミュニケーションが鍵になります。

具体的には、以下の3つの鉄則を押さえた施術後フォローが必要です。

鉄則1:最も離脱しやすい「3日後」のタイミングを逃さない

施術を受けた直後は「また来よう」と思っていても、日常生活に戻るとその意識は急速に薄れていきます。

特に痛みがぶり返しやすい「施術から3日〜1週間後」のタイミングで、整骨院側から「その後お加減はいかがですか?」と声をかけられるかどうかが、2回目来院の分水嶺となります。

鉄則2:一斉配信ではなく「患者自身の症状」に触れる(個別化)

LINE公式アカウント等でよくある失敗が、キャンペーン情報や定型文の「一斉配信」です。

自分に関係のないメッセージはスパムのように感じられ、ブロックの原因になります。

本当に必要なのは、「先日の腰の痛みはいかがですか?」「〇〇さん専用のストレッチ動画です」といった、患者自身の身体(主訴)に向けられた個別化されたメッセージです。

鉄則3:スタッフの調子に依存せず「全員に必ず」行う(継続性)

どんなに優れたフォローの仕組みを作っても、「今日は忙しかったから送れなかった」「あのスタッフはマメだが、新人はフォローを忘れる」といったムラがあっては意味がありません。

来院したすべての患者に対して、例外なく、確実にフォローが実行される「継続性」の担保が不可欠です。

従来の「手動LINE」や「ハガキ」では整骨院のフォローに限界が来る理由

前述した3つの鉄則(タイミング・個別化・継続性)の重要性は、多くの整骨院の院長もすでに理解しています。

そのため、「施術後に手書きのハガキを送る」「整骨院の公式LINEから個別にメッセージを手打ちして送る」といった取り組みを始める院は少なくありません。

しかし、この「人に依存した手作業のフォロー」は、整骨院の現場ではほとんどの場合長続きしません。

現場スタッフへの過度な負担

施術者が1日に何人もの患者を担当しながら、施術の合間や営業終了後に、ひとりひとりカルテを見返して個別のメッセージを考え、送信するのは体力的に非常に困難です。

最初は気合で乗り切れても、繁忙期に入った途端にフォローがストップし、そのままフェードアウトしてしまうケースが後を絶ちません。

多店舗展開における「品質のばらつき」

特に複数の店舗を展開する多店舗経営において、人手によるフォローは致命的な弱点を抱えています。

それは「スタッフのスキルや性格による、リピート率のばらつき」です。

ベテランでマメなスタッフは、施術後の声かけやLINEでのフォローを欠かさず行うため、担当した患者のリピート率は高くなります。

一方で、日々の業務に追われている経験の浅い若手スタッフはフォローまで手が回らず、結果として「なんとなく忘れた」患者を大量に離脱させてしまいます。

「全店舗で必ずフォローの連絡を入れること」とルール化したところで、現場の負担が増えるだけで根本的な解決にはなりません。

この「現場の負担」と「品質のばらつき」という2つの限界を突破しない限り、仕組みとしてリピート率を底上げすることは不可能なのです。

手作業での施術後フォローはスタッフのスキルや忙しさに依存するため、多店舗展開においてリピート率のばらつきを生む原因になることを示す図

カルテとLINEを連動する「AI自動フォロー」という最適解

人手によるフォローの限界を突破し、整骨院のリピート率を底上げする解決策。

それが、既存のカルテと公式LINEアカウントを連動させた「AIによる個別化された自動フォロー」です。

院内で完結していた電子カルテやタブレットの問診データ——これを、患者との日常的な接点であるスマートフォン(LINE)へと延長させることで、患者が「整骨院に来ていない時間」のコミュニケーションをAIが完全に自動化します。

現場の手間を増やさず「個別化と継続性」を担保する

Rabilooが開発するシステム(Post-Treatment LINE Auto-Care Copilot)では、施術者がタブレットに入力した「主訴」「施術部位」「次回推奨来院日」といったカルテデータをAIが読み取ります。

そして、そのデータを基に「患者一人ひとりの症状に合ったパーソナルセルフケア動画」と「経過伺いメッセージ」をAIが自動生成し、最も離脱しやすい3日後などの最適なタイミングで個別に送信します。

「〇〇さん、先日の腰の施術から数日経ちましたが、その後お加減はいかがですか?ご自宅でできる簡単なストレッチ動画をお送りしますので、ぜひ試してみてくださいね」

このように、患者の状況を踏まえた血の通ったメッセージをAIが裏側で自動的に生成・送信するため、現場スタッフの負担(入力や送信の手間)は一切増えません。

さらに、AIが実行するため「スタッフのスキルや忙しさによるフォローの抜け漏れ」も完全にゼロになります。

リピート率が「平均15〜20%」改善する実証データ

施術に不満があったわけではない患者は、こうした「自分の身体を気にかけてくれている」メッセージを受け取ることで、整骨院のことをはっきりと再認識します。

自宅でセルフケア動画を見るたびに「そろそろまた行こうかな」という意識が呼び起こされるのです。

実際に、カルテとLINEを自動連動させたAIセルフケアフォローを導入したケースでは、新規患者のリピート率が「平均15〜20%改善」するという実証データが出ています。

これは、現場のオペレーションに無理な負荷をかけることなく、患者が「なんとなく忘れてしまう」ことによる機会損失を構造的に防いだ結果だと言えます。

施術者が入力したカルテデータをAIが解析し、患者一人ひとりの症状に合わせたフォローメッセージと動画を最適なタイミングでLINEに自動送信する仕組み

整骨院のAIフォローシステムに関する「よくある質問」

Q: AIが自動でメッセージを送ると、患者に「定型文(スパム)」だとバレてしまいませんか?

A: 一斉配信のキャンペーン通知とは異なり、システムはカルテに入力された「主訴」や「施術部位」を引用してメッセージを自動生成します。

「先日の腰の痛みはいかがですか?」といった個別具体的な内容になるため、患者側からは「自分のために送ってくれたメッセージ」として自然に受け入れられます。

Q: 施術後のフォローのために、スタッフが新しく入力する手間は増えませんか?

A: 増えません。電子カルテへの移行や新しいシステムの導入が失敗する最大の理由は「現場の入力負担の増加」です。

そのため、Rabilooのシステムでは入力コストの最小化を最優先に設計しています。

施術者が普段通りタブレット等に入力するカルテデータをAIが読み取り、裏側で自動的にLINEメッセージへと変換・送信するため、現場での追加作業は実質ゼロです。

Q: 患者側に新しいアプリをインストールしてもらう必要はありますか?

A: いいえ、不要です。患者との接点には普及率が極めて高い「LINE公式アカウント」を活用するため、患者側は普段使っているLINEでメッセージを受け取るだけです。

新たなアプリのインストールや面倒な登録作業によるハードルはありません。

まとめ:カルテの「出力先」を変えるだけでリピート率は劇的に変わる

本記事では、整骨院に患者が来なくなる本当の理由と、リピート率を底上げするためのAI活用法について解説しました。 重要なポイントは以下の3点です。

  1. 新規患者の離脱の約7割は、不満ではなく「なんとなく行くのを忘れた」だけである。

  2. 「来院していない時間」のコミュニケーションが必須だが、手作業によるフォローには限界がある。

  3. カルテデータをLINEに連動させるAIシステムなら、現場の負担ゼロで「個別化と継続性」を担保できる。

「なんとなく忘れた」を防ぐには、患者が来院していない時間のコミュニケーションを設計することが不可欠です。

しかし、それを人手に頼り続けることは、多店舗展開を目指す上では必ずボトルネックになります。

だからこそ、AIの力で「カルテの出力先を、院内から患者のスマートフォン(LINE)へと拡張する再設計」が必要なのです。

Rabiloo(ラビロー)では、整骨院や多店舗クリニックが抱える構造的な課題を解決するためのAI開発を行っています。

「自院のオペレーションにAIをどう組み込めるか」「リピート率改善のための具体的なシステム構成やコスト感を知りたい」という経営者・エリアマネージャーの方は、ぜひ一度Rabilooにご相談ください。

貴院の課題に合わせた最適なAI活用プランをご提案いたします。

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Kakimoto Kota
Rabilooのオウンドメディアで制作ディレクターを担当。日越翻訳、記事、動画、SNS、コンテンツの戦略立案から制作まで行う。2015年よりベトナム・ハノイ在住

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