Share

戻る
ホーム / ブログ / EC構築 / システムパフォーマンス改善はこの3つをやればOK!

システムパフォーマンス改善はこの3つをやればOK!

2024/08/13
2022/01/25
システムパフォーマンス改善はこの3つをやればOK!

パフォーマンスの遅いシステムはユーザーを離脱させビジネスに甚大な影響を与えます。

システムのパフォーマンスを確保すること、つまりシステムを安定させてユーザーに迅速な対応をすることは、ソフトウェアメーカーにとって非常に重要な課題です。

では、システムのパフォーマンスを確保するためにどうすればよいでしょうか。

この記事では、システムパフォーマンスを改善するために考慮すべき3つの要素と課題をご紹介し、3つの具体策について解説します。

システムパフォーマンスとは

「システムパフォーマンス」という用語は、システムの運用効率を指します。

システムパフォーマンスとは、ユーザーが操作を行ってからシステムが応答するまでの時間(レスポンス)が速いか、遅いかというシステムの効率性能や処理能力のことを言います。ユーザーの操作に対して、レスポンス良く応答を返すシステムは「システムパフォーマンスが良い」と言えます。

システムパフォーマンス改善のために考慮すべき要素

複数のユーザーにサービスを提供するためのシステムを展開する際、メーカーは以下の要素を確認する必要があります。

パフォーマンス(Performance)

システムの応答速度は通常、時間単位(通常はms)で測定されます。簡単に言うと、ブラウザでWebサイトのアドレスを入力し始めてから、そのWebサイトのリソースがすべて表示されるまでの時間(安定したネットワーク状態の場合)をレスポンスタイムとしてカウントしています。

つまり「システムパフォーマンスを改善させる」ということは、「システムが応答するまでの時間(レスポンス)を短縮すること」を意味します。 レスポンスが速いシステムは、結果的にUXを向上させます。

可用性

可用性とは、システムが常に機能することを意味します。 簡単に言えば、ユーザーがシステムにアクセスすれば、いつでも応答が得られるということです。

可用性は、アップタイムという指標で測定されます。

たとえば、30日のうち、システムが活動していない日が1日ある場合、更新率は約97%となります。ユーザーが多いシステムほど、アップタイムは高くなければなりません。昼夜を問わず、ほぼ常にユーザーがいるためです。

拡張性の高さ

システム利用者の数が急増する場合、利用者のニーズに合わせてシステムに負荷がかからないようハードウェアを増強する増強することは可能か? それを示すのが、「拡張性の高さ」です。

システムの拡張には、次の2つの方法があります。

  • サーバーのサイズを大きくする
  • サーバーの数を増やす

しかし、サーバーのサイズを大きくする方法はハードウェアの限界にぶつかるので、サーバーの台数を増やす方向でシステムを拡張することが望ましいと言えます。

関連記事:Nginxによるロードバランサーでサーバの負荷分散

システムパフォーマンスが低いときに発生する問題

上記の点を考慮せず、レスポンスが悪く、拡張性の低いシステムを導入するなら、多くの問題が生じます。

サービスの質の低下、ユーザー離れを生じさせ、ビジネスに悪影響を及ぼします。

ユーザーエクスペリエンスの低下

システムのレスポンスがあまりに遅い(パフォーマンスが低い)と、ユーザーはそのシステムを使い続けたいとは思いません。そのシステムを放棄し、もっと高速な他社のシステムへ乗り換えられることは避けられません。その時、あなたの製品はユーザーを失い、収益と会社の評判も下がります。

ユーザーがシステムの使用をあきらめる

例えば、あなたはA銀行のオンライン送金サービスを使っています。しかし、アクセスしたところ、1日メンテナンスのシステム情報が届きました。その後再びアクセスしてみますが、まだシステムは稼働していません。きっとあなたは不便を感じ、A銀行のサービスの利用をやめてしまうでしょう。

つまり、あなたにとって他の銀行のサービスに乗り換えることは、単なる商品の変更に過ぎません。しかし、A銀行にとっては、ロイヤルカスタマーを失ったことになります。

ビジネスの拡大ができない

非常に将来性のある製品を開発した際、利用者はあっという間に増得てしまいます。そのため、常にシステムをアップグレードする必要があります。しかし、ある時点で技術的な制約から、システムのアップグレードができなくなってしまいます。 顧客数もそれ以上伸ばせません。

ビジネスの成長を減速させないために、新しいシステムを構築する必要があり、それには多くの費用と労力がかかります。ビジネスにも影響が出てしまいます。

しかし最初からシステムの拡張性を考えておけば、このような問題は起きません。

システムパフォーマンスを改善する3つの具体策

システムパフォーマンスを改善するために以下の3つの対策を講じましょう。

  • パフォーマンスの保証
  • 可用性の確保
  • スケーラビリティの確保

パフォーマンスの保証

パフォーマンスを確保するために、以下のソリューションを適用できます。

  • システム設計における最適化(システムアーキテクチャ設計、機能別サービス分割、データベース設計、コーディング)
  • 負荷分散により、ユーザーからのリクエストを異なるサーバーに振り分け、1つのサーバーに負荷がかからないようにする
  • キャッシュを利用し、ユーザーがよく使うリソースをキャッシュに保存しておく

可用性の確保

多くの異なるサーバーにシステムを展開します。あるサーバーに不具合(エラー、停電、メンテナンスなど)が発生しても、システムは正常に稼働できます。

スケーラビリティの確保

システムを機能グループごとに小さなコンポーネントに分割し、各機能ごとに独立して拡張できるようにします。

同じ業務を行うサーバーはロジックのみを扱い、状態やデータを持たないようにし、サーバーの追加や減算が容易にできるようにします。

まとめ 

システムのパフォーマンスは非常に重要な課題です。

この記事を通して、ユーザー体験と企業の業務を最適化するために、システムのパフォーマンスを向上させることの重要性を理解していただければ幸いです。

フレームワーク、プログラミング言語、テクノロジー、ビジネスに関する記事にご興味をお持ちの方、是非Rabilooのブログチャネルにアクセスしてください。

Rabiroo(ラビロー)は、これまで日本企業のビジネスパートナーとして、パフォーマンスの良いシステム開発をご提供し、多くの案件を成功させて参りました。

信頼できる開発パートナーをお探しの企業様、ぜひ弊社のご利用をご検討ください。

 

関連記事:

▶︎React Nativeのパフォーマンスを向上させる基本的な方法

 

Share


ブログを探す
オフショア開発とは?メリットやベンダー選びのポイントを簡単に解説!
2024/01/03
2024/09/13
オフショア開発とは?メリットやベンダー選びのポイントを簡単に解説!
【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?
2024/09/13
2024/09/13
【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?
オフショア開発におけるプロジェクトマネージャーの役割と必要なスキル
2024/09/11
2024/09/11
オフショア開発におけるプロジェクトマネージャーの役割と必要なスキル

お問い合わせ

未記入箇所がございます
未記入箇所がございます
未記入箇所がございます
未記入箇所がございます
ブログを探す
Tags
オフショア開発とは?メリットやベンダー選びのポイントを簡単に解説!
2024/01/03
2024/09/13
オフショア開発とは?メリットやベンダー選びのポイントを簡単に解説!
【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?
2024/09/13
2024/09/13
【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?
オフショア開発におけるプロジェクトマネージャーの役割と必要なスキル
2024/09/11
2024/09/11
オフショア開発におけるプロジェクトマネージャーの役割と必要なスキル

お問い合わせ

未記入箇所がございます
未記入箇所がございます
未記入箇所がございます
未記入箇所がございます