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中小企業のDXはスモールスタートで始めれば怖くない

2024/10/22
2021/12/13
中小企業のDXはスモールスタートで始めれば怖くない

2018年に経済産業省はDX推進を呼びかけました。しかしコロナ禍が始まり、「DXに取組めている企業」と「まだ何も取り組めていない企業」に二極化しています。

多くの企業にとって、DXを進めるのは非常に困難なことです。

そもそもDXが自社にとって何を意味するのかが漠然としてわかりづらいからです。

DXは壮大なプロジェクトになるため、いきなり取り掛かっていくのはあまり現実的ではありませんし、頓挫してしまうでしょう。

DXを推進していくには、スモールスタートで始めるのが最善です。

それでこの記事では、DXをスモールスタートさせるのがなぜ有益なのか、何から始めればよいかというテーマでお話します。

DXのスモールスタートとは業務の「デジタル化」

dx-small-start

DXはよくデジタル化やIT化と混同されますが、DXは単にシステムを新しくするだけではなく、企業文化も変えていくもっとダイナミックな変化のことを指します。

DXにいたる前段階として、デジタイゼーションとデジタライゼーションがあります。

もっと簡単に言えば、DXの前段階として、現在アナログで行なっている業務を徐々にデジタル化していくということです。

デジタイゼーション

デジタイゼーションとはアナログで管理しているものを、デジタルデータに移行することです。

書類のペーパーレス化、ハンコのデジタル化、会議や訪問のオンライン化などがこれにあたります。勤怠管理システムや顧客管理システム、予約管理システムの導入などもデジタイゼーションです。

デジタライゼーション

デジタライゼーションはデジタル化されたデータを業務に活用することです。デジタルツールで得られたデータをマーケティングに活かしたり、社内で共有することで、業務の流れを効率化していきます。

業務に付加価値をつける段階です。

DX

DXはさらに、デジタル技術を活用し人や組織を変えていくフェーズです。

レンタルDVD配送から、映画のオンライン配信、オリジナルコンテンツ作成業務へと大きな変化を遂げたNetflix、新しい配車システムを取り入れ、タクシー業界の常識を覆したUberは、DXの例です。

関連記事:今さら聞きにくい【IT化とDXの違い】を初心者向けにわかりやすく解説!

デジタイゼーション、つまりできるところからデジタル化しよう

dx-small-start02

DXはスモールスタートで始めるのが良いです。

そもそもDXは簡単にできるものではありません。

DXは壮大なプロジェクトになりますので、最初からいきなりそこに向かおうとしても、たいてい失敗に終わります。

 

まずは、まだ社内でデジタル化できていないところを洗い出して、そこをデジタイゼーションしていくところからはじめることができます。

DXを考えるのはその先の段階です。

 

なぜスモールスタートが良いのでしょうか。

 

そもそもDXプロジェクトで一番難しいのは、周りの賛同と協力を取り付けることです。

基本的に人は変化を嫌がります。慣れ親しんでいるやり方が、長年うまくいっている場合は特にそうです。

簡単に行えるデジタル化で、小さな成功体験を積んで周りの理解を得ることができます。

 

DXプロジェクトはエベレスト級の山を登ろうとするような壮大なプロジェクトです。

登山未経験者がいきなり挑戦するのは無謀です。

まずは小さい山からはじめて、少しずつ成功体験を積み重ねていきましょう。

 

確かにデジタル化はDXではありませんが、DXを行なうために必ず必要なことです。

デジタライゼーションで業務を効率化する

デジタルツールを導入したら、それを活用して業務の効率化を考え直す段階です。

コロナ禍で露呈したのは、テレワーク、オンライン対応にすぐに対応できた企業とできなかった企業です。

今後もテレワーク、オンラインは一つの業務形態として定着していくことが考えられますので、もし今すぐ対策を取らなければ仕事が回ってこなくなるでしょう。

 

できるときにいつかやろう、ではデジタル競走に完全に取り残されてしまいます。

 

もうあとに戻れないほどデジタル化の波は来ています。

システムのクラウド化、データの共有と活用、さらにデータの分析によって、デジタル時代に戦えるスタートラインに立つことができます。

業務を効率化し、リソースを創造的なコア事業に集中

dx-small-start03

デジタライゼーションに成功すると、業務を効率化して、省人化できます。

そこで自由になった人材をさらに革新的なビジネスの創出に振り分けることができます。

このようにしてはじめて、周りの、業務の、そして経営者からの理解も要られて、新しいビジネスモデルをさらに発展させてDXのフェーズに進むことができます。

 

経済産業省のDXレポートは、日本が直面する「2025年の崖」と名付けて、DX推進の危機感を煽っていますが、それを別にしても、たしかに今すぐに取り組まなければデジタル化の波に完全に取り残されることになります。

次の記事も参照:

【2025年の崖とは】なぜ2025年?わかりやすく解説!課題を放置する企業の未来は?

 

アフターコロナ時代、まずはデジタライゼーションから始めることができます。

世の中全体のビジネスのスタイルが変化してします。

まずデジタル化に取り組みましょう。

まとめ

DXはスモールスタートで始めましょう。

まだデジタル化できていない業務があるなら、そこから取り組むことができます。

弊社Rabiloo(ラビロー)は業務を効率化、デジタル化できるツールをたくさん提供しております。

  • 予約管理システムの導入
  • 勤怠管理システムの導入
  • 顧客管理システムの導入
  • クラウドで書類の管理
  • クラウドシステムの導入
  • デジタル会員証
  • 店舗アプリ

ITコンサルティングサービスでは、企業様のビジネス課題をヒアリングし、DXに活用できるAIの技術のご提案もしています。

  • AIレコメンド
  • 自然言語処理システム
  • クラウドサービス
  • 画像処理システム
  • ビッグデータ処理システム
  • VR / AR
  • 音声認識システム

業務の効率化、デジタル化でお困りのことはありませんか?

いつでもお気軽にご相談ください。

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Kakimoto Kota
Rabilooのオウンドメディアで制作ディレクターを担当。日越翻訳、記事、動画、SNS、コンテンツの戦略立案から制作まで行う。2015年よりベトナム・ハノイ在住
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