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【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?

2024/10/07
2024/09/13
【素朴な疑問】アプリケーションとソフトウェアの違いって?

「アプリとソフトってどう違うの?」

こんな素朴な疑問を持ったことはありませんか。

  • スマホに入れるのが「アプリ」

  • パソコンに入れるのが「ソフト」

こんなぼんやりとしたイメージをお持ちの方もいるかも知れません。

アプリもソフトも、どちらも同じように感じるかもしれませんが、正確に言うと両者は異なるものを指しています。

この記事を読んで、「アプリ」と「ソフト」の違いに関するモヤモヤをスッキリ解消させましょう!

アプリケーションとソフトウェアの違い

アプリケーションとソフトウェアの違いとは

アプリケーションとソフトウェアはどちらもコンピュータ上で動くプログラムのことですが、厳密にいうと両者は異なります。

アプリケーションとソフトウェアの違いをひとことで簡単にいうと、カテゴリ範囲の違いです。

「アプリ」は「アプリケーションソフトウェア(application software)」の略称です。

つまり、「アプリケーション」は「ソフトウェア」という大きい括りの中に位置する「アプリケーションソフトウェア」というソフトウェアの形態です。

「ソフトウェア」は、システムを動かす「OS(オペレーティングシステム)」や、特定の目的を果たすための「アプリケーションソフトウェア」に分類されます。

▶︎そもそもアプリとは?お年寄りにもわかるように易しく説明します!

「ネコ」は「動物」だが「動物」はみんな「ネコ」というわけではない

ざっくり例えるなら、アプリとソフトは「ネコ」と「動物」の関係に似ています。

「ネコ」は「動物」ですが「動物」=「ネコ」というわけではありません。

同様に、「アプリ」は「ソフトウェア」ですが、「ソフトウェア」=「アプリ」ではありません。

 

猫と動物の関係

 

簡単に言うと、ソフトウェアは、コンピューター上で動作する全てのプログラムを指す広い概念です。一方、アプリケーションはソフトウェアの一種で、ユーザーが直接利用するための特定の機能を持つプログラムを指します。

言い換えると、アプリケーションはユーザーの目的に沿った具体的なプログラムであり、ソフトウェアはそういったアプリケーションを含む、より幅広いプログラムの総称といえます。

プログラムとは?

コンピュータ上の「プログラム」とは、コンピュータに特定の作業や機能を実行させるための指示の集まりです。

具体的には:

1. コンピュータが理解できる言語(プログラミング言語)で書かれた命令のセット

2. 特定の目的や問題を解決するために設計された一連の手順

3. データを処理し、結果を出力する仕組み

プログラムは、文書作成ソフトやゲーム、ウェブブラウザなど、私たちが日常的に使うソフトウェアの基礎となっています。

プログラムを組み合わせて作られたものがソフトウェアであり、その中には特定の目的を達成したり、特定の機能を提供したりするアプリケーションも含まれます。

アプリケーションとソフトウェアの例

アプリケーションとソフトウェアの例

ではアプリケーションとソフトウェアの具体的な例を見ていきましょう。

ソフトウェアとは

ソフトウェア(Software)は、一般的にコンピュータ上で動作するプログラム全般を指す広い概念です。

ソフトウェアには、オペレーティングシステム(Windows、macOS、Linuxなど)、デバイスドライバ、開発ツール、ライブラリ、ミドルウェアなどが含まれます。ソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを制御し、ユーザーがタスクを実行したり、他のソフトウェアと対話したりするためのプログラムの集合体です。

ソフトウェアの例

  • OS(オペレーティングシステム):コンピュータのハードウェアを制御し、他のソフトウェアが実行できる環境を提供するソフトウェア。Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど

  • デバイスドライバ:ハードウェアデバイス(プリンタ、グラフィックスカード、キーボードなど)を制御するためのソフトウェア。

  • データベース管理システム(Oracle Database、MySQL、Microsoft SQL Serverなど):データの管理、格納、検索、操作を行うためのソフトウェア。

  • 開発ツール(Visual Studio、Eclipse、Xcodeなど):ソフトウェア開発者がアプリケーションやソフトウェアを開発するために使用するツール群。

  • ミドルウェア(Apache HTTP Server、Java Runtime Environmentなど):アプリケーションソフトウェアとオペレーティングシステムの間で機能を提供するソフトウェア。

アプリケーションとは

英語のapplicationには「応用する・適用する」という意味があり、application softwareは「応用ソフト」とも呼ばれたこともありました。

アプリケーション(Application)は、特定の目的を持つソフトウェアの一部であり、特定の機能やタスクを実行するために設計されています。

つまりアプリケーションは、ユーザーが直接操作して使用するためのソフトウェアです。

スマートフォン(スマホ)の普及に伴い、パソコンにインストールして使う「ソフト」に対して、スマホやタブレットに関する文脈で「アプリ」という言葉が日常で用いられるようになりました。

しかし、最近ではその区別はなく、「パソコン(PC)アプリ」「Webアプリ」など「アプリ」という言葉が一般的になっています。

アプリケーションソフトウェアの例

  • ウェブブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Safariなど):インターネット上のウェブページを閲覧するためのアプリケーション。

  • ワードプロセッサ(Microsoft Word、Google Docsなど):文書を作成、編集、フォーマットするためのアプリケーション。

  • 写真編集ソフト(Adobe Photoshop、GIMPなど):写真や画像の編集や加工を行うためのアプリケーション。

  • メール(Microsoft Outlook、Gmailなど):電子メールの送受信や管理を行うためのアプリケーション。

  • ゲーム(Minecraft、Fortnite、Candy Crush Sagaなど):エンターテイメントや娯楽目的でプレイされるアプリケーション。

スマホアプリの例

  • メッセージングアプリ(LINE、Facebook Messenger、WhatsAppなど):テキストメッセージや写真、動画の送受信、音声通話、ビデオ通話などのコミュニケーション機能を提供するアプリ。

  • ソーシャルメディアアプリ(Instagram、Twitter、Facebookなど):ユーザーが写真や動画を共有し、他のユーザーとコンテンツを交流するためのアプリ。

  • 音楽ストリーミングアプリ(Spotify、Apple Music、amazon Musicなど):オンライン上で音楽をストリーミング再生するためのアプリ。

  • マップ・ナビゲーションアプリ(Google Maps、Apple Maps、NAVITIMEなど):地図やナビゲーション機能を提供し、場所の検索や経路案内を行うためのアプリ。

  • フィットネスアプリ(Strava、Nike Training Club、MyFitnessPalなど):運動記録やトレーニングプラン、カロリー計算などのフィットネス関連機能を提供するアプリ。

  • 食事配達アプリ(Uber Eats、出前館、menuなど):レストランの料理を注文し、宅配サービスを利用するためのアプリ。

  • 銀行アプリ(PayPal、Venmo、モバイルバンキングアプリなど):銀行口座へのアクセスや送金、決済などの金融取引を行うためのアプリ。

  • カメラアプリ(Instagram、Snapchat、VSCOなど):写真や動画の撮影、加工、共有を行うためのアプリ。

  • ゲームアプリ(ポケモンGO、Candy Crush Saga、Among Usなど):スマートフォン上で遊べるゲームを提供するアプリ。

  • エンターテイメントアプリ(Netflix、YouTube、TikTokなど):映画、ドラマ、動画コンテンツの視聴や共有を行うためのアプリ。

Webアプリとスマホアプリの違い

Webアプリとスマホアプリの違い

アプリは「スマホアプリ」以外に「Webアプリ」があり、どちらもスマートフォンで使えますが、この2つの違いはなんでしょうか。

Webアプリケーションとは

Webアプリケーションは、SafariやChromeなどのWebブラウザ上で動作するアプリケーションのことを指します。Webアプリケーションは、インターネットを介してクラウドコンピュータにアクセスされ、Webブラウザ上で実行されるため、端末にインストールせずに使えます。iPhoneでもAndroid携帯でもWindowsパソコンでもMacからでも特定のプラットフォームに依存せず動作します。

webアプリケーションはwebアプリケーションは、ウェブ開発に使用されるテクノロジー(HTML、CSS、JavaScriptなど)を使用して作成されます。

ネイティブアプリとハイブリッドアプリ

普段私たちがスマートフォンに入れて使っているアプリは「ネイティブアプリ」と「ハイブリットアプリ」の2種類あります。

通常モバイルアプリは、Android OSとiOS、環境ごとに専用の言語を使って別々に開発します。これを「ネイティブアプリ」といいます。

一方、web技術(HTML、CSS、JavaScript)を使い、一つのコーディングでマルチプラットフォームで動作できる「ハイブリッドアプリ」という技術もあります。機能が複雑でない、店舗の会員アプリやSNSアプリなどはハイブリッドアプリの技術を用いて作られていることが多いです。

▶︎【初心者向け】ネイティブアプリとは?webアプリと比較したメリットは?

▶︎一石二鳥のハイブリッドアプリ開発とは?向いている案件向いていない案件

アプリ開発とソフトウェア開発の違い

アプリ開発とソフトウェア開発の違い

基本的にアプリ開発もソフトウェア開発の一部ですが、ビジネスの現場で語られる「アプリ開発」は主にモバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)向けのアプリケーションの開発を指します。

これに対して、ソフトウェア開発は、モバイルデバイスだけでなく、デスクトップコンピュータ、サーバー、組み込みシステムなど、さまざまなプラットフォームやデバイスで動作するソフトウェアの開発を含みます。

一般的に「ソフトウェア開発会社」は、すべてのカスタムソフトウェア開発(アプリ開発、ウェブ開発、システム開発、EC構築、Saas開発など)に対応しています。

一方、「アプリ開発会社」を看板に掲げている企業は、モバイルアプリ開発に特化していることが多いです。

まとめ:アプリはソフトウェアの一部

この記事では、普段あまり考えない素朴な質問「アプリ」と「ソフト」の違いって何?というテーマで説明しました。

この記事のおさらい:

  • アプリとソフトは厳密に言えば異なる

  • アプリはソフトウェアという括りの中の1分野

  • アプリは特定の機能やタスクを実行するためのソフトウェア

  • ソフトウェアは、OS、アプリケーション、開発ツール、データベースソフトウェアなどを含む

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