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集客アプリを作ってリピート客を増やせ!【導入のメリット・デメリット】

2024/10/22
2023/11/14
集客アプリを作ってリピート客を増やせ!【導入のメリット・デメリット】

小売業、飲食業、教育業、サービス業など、ほとんどすべての業種で、集客のために店舗アプリが導入されています。

店舗アプリは生活の中でごく当たり前のものになっています。貴社でもアプリの導入や、リニューアルを検討されているかもしれません。

しかし店舗アプリを作成したものの、実際には思うようなメリットが感じられなかった、仕様や機能に不満がでてきた、といった残念な事例もあります。「アプリを作る」と言うところだけ決まっていて、ゴールがしっかり決まっていなかったというケースもありれます。

せっかく高いコストをかけてアプリを作成するのですから、確実に成果が得られるように計画を進めたいものです。

そこでこの記事では、店舗公式アプリ作成する前に知っておきたい店舗アプリのメリット・デメリット、店舗アプリに付けられる機能や作成方法について考えてみたいと思います。

集客アプリの導入のメリットとは

店舗アプリでリピート客の創出ができる

集客アプリとは、店舗を利用する顧客に向けて提供される店舗オリジナルの公式アプリです。

店舗アプリには必要に応じて実装した様々な機能を一元化することができ、業務を効率化し集客にも大きな効果が見込めます。

企業が集客アプリを活用することで以下のメリットが得られます。

  • リピート客の獲得

  • DMやクーポンの印刷・郵送コスト削減

  • 顧客との接点を持てる

  • データのマーケティング活用

  • 業務の効率化

  • 自社ブランディングの強化

リピート客の獲得

まず、店舗アプリの活用は、リピーターを増やすのに貢献します。

アプリにはスタンプやクーポン機能が付けられますが、この機能により、顧客に「また来店しよう」という動機づけが与えられます。

さらに来店の回数に応じてランクアップできる機能をつけると、顧客満足度があがり、顧客のファン化を促進できます。

有名な「パレートの法則(80:20の法則)」を当てはめるなら、「売上の80%は、20%の顧客が生み出して」います。この20%の顧客こそが、リピート客ファン顧客で、売上の80%を生み出す貴重なロイヤルカスタマーになります。

多くの企業では、広告費を投じて新規顧客の獲得には力を注いでいますが、リピート客の創出が課題になっています。

店舗アプリの活用によって、リピート客の獲得が期待できます。

DMやクーポンの印刷・郵送コスト削減

店舗アプリの導入によって、チラシやクーポンのペーパレス化が行え、コスト削減にも貢献します。

例えば、折込チラシやDMやクーポンの印刷・郵送にはそれなりのコストが掛かります。

しかし、紙媒体のチラシやDMをデジタル化することによって、印刷や郵送にかけていた毎回のコストを削減できます。

顧客との接点を持てる

アプリの最も大きなメリットは、「プッシュ機能」を使えることです。

プッシュ機能を使えば、店舗の方から能動的に顧客の来店を促すことができます。

例えば、来店が遠のいている顧客や誕生日の月の顧客など、ターゲットを絞ったクーポン発行ができます。

さらにプッシュ通知は、DMやメールよりも開封率が高く、顧客の目に止まりやすいというメリットも見逃せません。

店舗アプリを通して、顧客との接点を持てるのは店舗にとって大きなメリットです。

データをマーケティングに活用できる

店舗アプリはマーケティングにも活かすことができます。

CRM(顧客管理)アプリやPOSシステムとアプリを連動させるなら、クーポンのセグメント配信が可能になります。

印刷版のDMや広告チラシでは、最終的な効果測定は難しくなります。しかし、アプリならデータも取れるため、クーポンの利用状況など効果測定を可視化することができます。

それらのデータをもとに、セグメントマーケティングが行えます。

業務を効率化できる

例えば店舗アプリに予約機能があると、予約業務を効率化できます。

予約機能により、顧客は自分のスマホアプリのカレンダーから予約が行なえ、スタッフが仕事の手を止めて電話で予約対応をする必要がなくなります。また、営業時間外も予約が自動で受け付けられるため、機会損失の防止にもなります。

また、飲食業ではアプリにオーダー機能を実装することで、混雑時の接客やデリバリー業務を簡素化しています。

このように、アプリによって業務の効率化を図ることができます。

自社ブランディングの強化

店舗アプリは同業他社と差別化し、自社ブランディングを高めるのに貢献します。

店舗公式アプリをインストールしてもらうことによって、自社のロゴが常に顧客のスマートフォンに表示されることになり、ブランドに親しみを持ってもらうことができます。

店舗アプリを作成するなら、アプリを導入していない他社と差別化を図ることができ、ブランディングの強化に繋がります。

集客のためにアプリにどんな機能がつけられる?

店舗アプリにはいろいろな機能がつけられる

店舗アプリは、目的に応じて以下のような様々な機能を実装することができます。

  • ポイント・スタンプ機能

  • クーポン・チラシ機能

  • プッシュ機能

  • 予約機能

  • ランク機能

  • オンラインショップ機能

  • 決済機能

ポイント・スタンプ機能

これは紙や磁気のカードの代わりに、アプリでポイントや来店スタンプを貯める機能です。

バーコードで会員証を読み込み、精算の際にポイントをつけることができます。

溜まったポイントやスタンプを使って割引したり、プレゼントと交換できます。

クーポン機能

割引クーポンを発行して送信することができます。アプリ内にゲームで獲得したポイントとクーポンを引き換える機能、来店スタンプが溜まったら割引クーポンを発行する機能など、工夫次第で様々な方法でクーポンが発行できます。

プッシュ機能

プッシュ機能は、アプリならではの便利な機能です。

店舗の方から顧客のスマホ画面に能動的にタイムセールやイベントのお知らせを送ったり、クーポンを送ったりすることができます。

スマホ画面に表示されるため、メールよりも開封率が高いので、より確実に顧客にリーチすることができます。

また、地域や客層に応じて通知する内容を変えることができます。

予約機能

予約機能は、美容室やサロン、レッスンや飲食店などの業種では欠かせない機能です。

ユーザーはアプリのカレンダーをタップして、自分で空きを確認して予約することができます。営業時間外も24時間予約業務を自動化することができます。

さらに予約忘れを防ぐために、プッシュ通知で確認のメッセージの自動送信も可能です。

関連記事:病院予約アプリ導入で患者の待ち時間軽減!集患対策にも効果的

ランク機能

ランク機能はスタンプ機能と連動させ、ポイントに応じてランクアップさせ特典を与えることができます。ランク機能は、顧客満足度をあげ、ロイヤルカスタマーを育成するのに役立ちます。

関連記事:アプリからリピート客獲得に成功したリラクゼーションサロン「もみ徳」の成功例

オンラインショップ機能

アプリからも商品を購入できるようにECアプリの機能をつけることも可能です。対面販売だけでなく、オンラインショップからも集客が見込めます。

決済機能

電子決済機能と連動させてアプリで支払いを完結させることも可能です。

決済機能により、事前決済を行ったり、レジ業務を簡素化することができます。

集客アプリ導入のデメリット

このように店舗アプリには様々な機能を実装することができ、多くのメリットがありますが、ここで導入前に知っておくべき店舗アプリ作成のデメリットも見ておきましょう。

開発にコストと時間がかかる

アプリ開発には500万円〜1000万円以上の開発コストがかかります。リリース後も、運用や保守、アップデートに毎月数十万円のコストがかかります。

クラウドプラットフォームで店舗アプリを作成した場合、初期費用や運用コストは抑えられますが、それでも毎月数万〜数十万円のコストがかかります。

開発を外注する場合、要件定義、デザイン設定、設計、テスト、リリース申請までに半年程度の時間がかかります。

関係記事:アプリ開発費用の相場をつかんで予算を立てよう!【外注のポイント】

まずインストールしてもらうハードルがある

アプリをリリースしたらまず顧客のスマホにインストールしてもらわなければなりません。

QRコードを店内に掲示して、自分でアプリをインストールできるようにしたり、アプリをインストールするとポイントやプレゼントなどの特典を与えるなど、どうすればお客様にスムーズにダウンロードしてもらえるか工夫が必要です。

アプリの不具合に対処しなければならない

OSのアップデートや、アクセスの集中などによってアプリに不具合が生じることもあります。

アプリストアで、店舗アプリのユーザーレビューを見てみると、「起動が遅い」「アプリが落ちやすい」「バーコードを読みこまない」「アップデートでポイントが消えた」などの苦情も多く見られます。

こうした苦情を放置していると、顧客の離脱を生じさせてしまいます。 

オペレーションの変更が大変

アプリを導入する際には、ポイントやクーポンの付与や利用の仕方など、すべての従業員にオペレーションの変更を徹底させるための教育コストがかかります。

導入初期はレジ業務が複雑になり、従業員や顧客から不満の声が上がることもあります。

機能が中途半端ならお客さんはスマホから即削除

コストを抑えるために機能を削りすぎて、中途半端なアプリをリリースすると、「何がしたいのかわからないアプリ」と顧客から酷評されることになります。

顧客満足度が下がり、せっかくダウンロードしてもらったアプリもスマホから即削除されてしまいます。

そうなると、何のためにアプリを作ったのかわからなくなってしまいます。

※だめなアプリの例:ポイント機能がない、よく落ちる、動作が重くてレジで開けない、機種変更でポイントが消えた、クーポンが使いにくい、メニューや店舗検索しかできない、ほとんどがウェブページに飛ばされるだけなど。

集客アプリをノーコードで作成する

アプリ作成プラットフォームを利用すれば、低予算、短期間で手軽に店舗アプリが作成できます。

プログラミングの知識や自社サーバーがなくても手軽にアプリを制作できるため、近年非常に人気のあるサービスです。

プログラミングコードを書かなくても、予め用意されたフォーマットやデザインを組み合わせて簡単にアプリが作れます。様々な業種向けのプラットフォームが用意されており、店舗アプリに必要な標準的な機能が選べるようになっています。

有名なアプリ開発プラットフォームとして以下のようなサービスがあります。

メリット

  • 初期費用がかからず、低額で手軽に作成できる

  • 導入までのスピードが早い。すでに用意されている機能やデザインを組み合わせるだけなので、申込みから1〜2ヶ月で導入することができる。小規模店舗でも手軽に利用できる。

デメリット

  • デザインや機能の選択肢が少なく独自性があまり出せない

  • サーバーが共用のため、アクセスが集中すると落ちやすく、動作が重いときがある

  • アプリは自社ではなく、プラットフォームに依存する。プラットフォームがサービスを終了するリスクもあり、また1から作り直さなければならないことも起こり得る。

集客アプリ開発を外注する

開発会社にアプリ製作を依頼するなら、1から自由に設計して自社ビジネスにマッチしたアプリを開発できます。

細かい機能をつけたり、自社向けにカスタマイズするには、やはりエンジニアがコードを書いてプログラミングする必要があります。

特に他社と差別化してビジネス競争で優位に立ちたいなら、アプリを1から作った方が自由度が高く、長期的な視野で見たときに資産を最も効率良く投資できます。

アプリを開発する場合、最初はMVPで必要最低限のバージョンをリリースし、市場のニーズを確かめながら徐々にバージョンアップしてくのがセオリーです。

メリット

  • 独自性が出せる

  • オーダーメイドで好みのデザイン、必要な機能の実装ができる

  • 他のシステムと連携させてマーケティングに活用できる(AI、予約管理システム、POSシステム、CRM(顧客管理)システム、デジタルサイネージなど)

  • リリース後も、ユーザーの声を反映させながら定期的にバージョンアップが行える

  • アプリは他社プラットフォームに依存せず、完全に自社の所有物になる

デメリット

  • 開発コストが高額になる

  • リリースまで時間がかかる

  • リリース後の運用と保守、定期的なアップデートやバグ修正の対応などのコストがかかる

関連記事:MVP開発とは?プロトタイプとアジャイルとの違いを解説

集客アプリ開発ならRabilooへ

アプリ開発のパートナーをお探しでしょうか?

Rabiloo(ラビロー)は小売業界向けの店鋪アプリ開発を得意としています。

これまで手がけた集客アプリは

  • 全国コーヒーチェーン

  • ドラッグストアチェーン

  • ホームセンター

  • リラクゼーションサロン向け予約アプリ

など、幅広い業種の小売店鋪向けに提供しております。

  • 店舗アプリ開発の信頼できるパートナーを探している

  • ベンダー選定の候補を探している

  • 今のアプリに不満があるので、低コストでリニューアルしたい

  • どんなアプリを作成したら集客につながるのかアドバイスがほしい

このような課題を抱える企業様の悩みに弊社はお応えいたします。

まとめ

店舗アプリを作成するならメリットがたくさん得られます。

  • リピート客の獲得

  • DMやクーポンの印刷・郵送コスト削減

  • 顧客との接点を持てる

  • データをマーケティングに活用できる

  • 業務を効率ができる

  • 自社ブランディングの強化

しかし、デメリットもよく考えて慎重に計画をすすめるようにしてください。

記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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Kakimoto Kota
Rabilooのオウンドメディアで制作ディレクターを担当。日越翻訳、記事、動画、SNS、コンテンツの戦略立案から制作まで行う。2015年よりベトナム・ハノイ在住
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