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令和時代のベトナムラボ型開発の魅力とは?良いパートナー選びのコツ

2025/01/08
2023/11/28
令和時代のベトナムラボ型開発の魅力とは?良いパートナー選びのコツ

「開発リソースを確保したいけど、ベトナムのラボ型開発って本当に大丈夫なの?」

「ベトナムはコストは安いと聞くけど、品質面は大丈夫?」

「円安の影響は? 本当にコスト削減になるの?」

ラボ型開発をベトナムで始めることを検討されている方の中には、こうした不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ベトナムのラボ型開発はコストの面でも品質の面でも導入すべき大きな価値があります。

実は近年、日本企業のベトナムラボ型開発の活用は急速に拡大しています。弊社Rabiloo(ラビロー)では2024年に依頼を受けているオフショア案件のうち約60%がラボ型開発となっており、コロナ禍以降、年々増加しています。

ベトナムのラボ型開発の活用が広まっている背景には、日本のIT人材不足の深刻化があります。経済産業省の調査では、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると予測されています。

ソース:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/

多くの企業が開発リソースの確保に頭を悩ませる中、ベトナムのラボ型開発が注目を集めているのです。

そこでこの記事では、ベトナムのラボ型開発を検討中の方に向けて、以下のポイントを徹底解説します:

この記事でわかること
  • ベトナムラボ型開発の基本的な仕組みと特徴

  • なぜいま、ベトナムのラボ型開発が選ばれているのか

  • 他国との比較でみたベトナムの強み

  • 導入時の課題と対策、成功のポイント

  • 将来性と今後の展望

ベトナムでラボ型開発を7年以上手がけてきた経験とノウハウを元に、Rabilooのブログ製作部がわかりやすく解説していきます。

本記事を読むことで、ベトナム ラボ型開発の全体像を把握し、自社での活用を検討する際の判断材料としていただけるはずです。

ベトナムラボ型開発についてのご相談は今すぐRabilooまで!

ベトナムラボ型開発とは?基本を押さえよう

ラボ型開発はオフショア開発の一形態で、開発パートナー企業の中に専属の開発チームを立ち上げ、自社の開発部門のように活用する開発モデルです。

ではなぜ、多くの企業がベトナムでラボ型開発を選ぶのでしょうか。

ラボ型開発とは専属チームを自社に持つこと

そもそもラボ型開発とは何でしょうか。ラボ型開発の「ラボ」は研究所(Laboratory)を意味し、開発チームを自社専属の研究所のように扱うことからこの名称がついています。

ベトナムラボ型開発とは、ベトナムに自社専属の開発チームを持ち、中長期的に開発リソースを確保する開発モデルです。チーム規模を柔軟に調整でき、開発パートナーとの強い信頼関係を築きながら、効率的な開発体制を実現できます。

ラボ型開発とは専属チームを自社に持つこと

単なる外注先ではなく、自社の開発部門を持つような感覚で活用できる点が最大の特徴です。

ラボ型開発は日本のIT人材不足を補う戦略的な選択肢として、近年特に注目を集めています。

ラボ型開発の特徴
  • 専属の開発チームを確保できる

  • 中長期的な開発体制を構築できる

  • 柔軟にチーム規模を調整可能

  • 開発パートナーとの強い信頼関係が築ける

  • リソースの空き時間がなく効率的

受託型開発との違いは発注か内製か

請負型の受託開発の体制

ラボ型開発を一般的な受託型(請負型)のオフショア開発と比較すると、以下のような違いがあります:

  • 契約形態:請負契約ではなく準委任契約

  • 費用体系:成果物単位ではなく人月単位での精算

  • 開発体制:案件ごとではなく継続的なチーム確保

  • コミュニケーション:密な連携と直接的なやり取りが可能

  • マネジメント:発注側でプロジェクト管理を担当

ラボ型開発と受託型オフショア開発の一番の違いは「関係性」にあります。

ラボ型開発は「自社の開発部門を持つ」ような形態です。ベトナムに専任の開発チームを確保し、社内の開発部門のように活用します。一方、受託型開発は「外部に仕事を発注する」形態で、決められた仕様の成果物を納品してもらいます。

以下の表で比較すると、その違いが明確になります:

項目

ラボ型開発

受託型開発

契約形態

準委任契約(人材提供)

請負契約(成果物納品)

費用体系

人月単位の精算

プロジェクト単位の精算

管理責任

発注側で管理

受託側で管理

柔軟性

高い(仕様変更に柔軟)

低い(仕様変更に弱い)

向いている案件

中長期的な開発案件

単発の開発案件

まとめると、

・ラボ型開発は「正社員を雇う」ようなもの

・受託型開発は「業者に外注する」ようなもの

このような関係性の違いから、ラボ型開発ではより深いパートナーシップを築くことができ、中長期的な開発体制の構築に向いています。一方で、受託型開発は単発の案件や、明確に要件が決まっているプロジェクトに適しています。

※オフショア開発の契約形態について詳しくは、エンジニアのラボ契約とは?請負契約・準委任契約との違いを解説!という記事をご覧ください。

ベトナムラボ型開発が注目される背景

ベトナムのラボ型開発が注目される背景には、以下のような要因があります:

ベトナムラボ型開発が注目される背景
  1. 深刻なIT人材不足 経済産業省の予測では、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると言われています。国内での人材確保が困難な中、海外人材の活用は避けられない選択肢となっています。

  2. コスト削減ニーズ 国内エンジニアの単価高騰により、開発コストが上昇。ラボ型開発であれば、40-50%のコスト削減が可能です。ただし、2024年現在は円安の影響でコストメリットは以前より縮小しています。

  3. DX推進の加速 デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、継続的な開発体制の確保が必要になっています。ラボ型開発は、この課題に対する有効な解決策となっています。

  4. アジャイル開発の浸透 頻繁なコミュニケーションと迅速な開発が求められるアジャイル開発において、ラボ型開発は相性が良いとされています。

このように、ベトナムラボ型開発は単なるコスト削減手段ではなく、開発リソースの確保や開発体制の強化という観点から、戦略的な選択肢として注目を集めているのです。

ベトナムがラボ型開発に強い3つの理由

オフショア開発の主戦場は、2024年現在、中国からベトナムへとシフトしています。特にラボ型開発において、ベトナムが選ばれる理由には確かな根拠があります。

ベトナムがラボ型開発に強い3つの理由

場数を踏んでラボ型開発のノウハウを蓄積してきた

ベトナムのオフショア開発の歴史は2000年代から徐々に始まりました。当初は中国の下請け的な位置づけでしたが、着実に実績を重ねてきました。

特に2010年代以降、ベトナムでは以下の要因により日本向けのオフショア開発が加速しています:

  • 中国の人件費高騰による代替先としての注目

  • 日本企業の中国一極集中リスクの分散策

  • 2024年5月施行の経済安全保障推進法の影響

内閣府:経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律(経済安全保障推進法)

20年以上の実績を通じて、ベトナムのIT企業は以下のような進化を遂げています:

  • プログラミング作業中心から要件定義や設計などの上流工程への参画

  • AIやブロックチェーンなどの先端技術への対応力強化

  • 品質管理や進捗管理などのプロジェクトマネジメントの標準化

日本語対応エンジニアの豊富さ

ベトナムの大きな強みの一つが、日本語でコミュニケーションが取れるエンジニアの存在です。

ベトナムでは年間5万人以上のIT関連専攻の学生が入学しており、実際にIT領域のテクノロジー/デジタル人材は53万人を超えています。この豊富な人材プールが安定したラボ型開発を支えています。

特に、ハノイ工科大学のHEDSPI(Higher Education Development Support Project on ICT)プログラムをはじめとする主要大学での日本語教育が、日本向けIT人材の育成に大きく貢献しています。このプログラムでは日本語教育の必修化、日本の開発手法の導入、日本企業との産学連携が行われており、実践的な人材育成を実現しています。

さらに、日本での就労経験を持つエンジニアが増加しており、以下のような強みを発揮しています:

  • 日本のビジネス文化への深い理解とコミュニケーション力

  • 日本品質への理解と高品質な開発への意識

  • ブリッジSEとしての豊富な経験と実績

実際、弊社Rabilooの創業者もハノイ工科大学のHEDSPI出身で日本の大手IT企業での就労経験を経て、起業しました。そのような企業文化からエンジニアの30%は日本語でコミュニケーションが行えます。

国策によるIT人材育成が成功している

さらにベトナムがラボ型開発に強い理由として、ベトナム政府が、IT産業を国家の重要な成長戦略と位置づけていることが挙げられます。

結果として以下のような成果が出ています。

  • 年間5万人以上のIT関連専攻の学生が入学

  • IT領域の人材が53万人を超える規模に

  • デジタル人材の育成を国家戦略として推進

また、ベトナムの強みは若い労働力にもあります:

  • 平均年齢が33.1歳と若い人口構成

  • デジタル技術への高い適応力

  • 新しい技術への学習意欲の高さ

これらの要因が相まって、ベトナムはラボ型開発に適した環境を築き上げています。そのためベトナムは単なるコスト削減の場ではなく、技術力と文化的な親和性を備えた、信頼できる開発パートナーとしての地位を確立しているのです。

ベトナムオフショア開発のメリットについてさらに詳しくは、オフショア開発するならベトナムをやっぱりおすすめする4つの理由という記事をご覧ください。

ベトナムと他国オフショア先との比較

1990年代から、日本企業の主なオフショア開発の受け皿となってきたのは中国です。大手企業は今でも中国との取引を継続しており、日立製作所ではオフショア全体の7割を中国が占めています。

しかし新規案件については、地政学的リスクや経済安全保障の観点から、ベトナムやフィリピン、インドなど、代替となるオフショア開発先の検討が進んでいます。 オフショア開発先を選ぶ際、ベトナムだけでなく、フィリピンやインドなど他の選択肢も検討する必要があります。各国の特徴を比較しながら、ベトナムの位置づけを見ていきましょう。

※中国オフショア開発の現状について詳しくは、中国オフショア開発の現状は?リスクや問題点、メリットを解説という記事をご覧ください。

ベトナムと他国オフショア先との比較

フィリピン、インドとのコスト・技術力比較

各国の特徴を以下の表で比較してみましょう:

コスト面(エンジニアの平均単価):

  • ベトナム:35-45万円/月

  • フィリピン:40-50万円/月

  • インド:45-60万円/月 ※2024年現在、日本の平均が約100万円/月

技術力の特徴:

  • ベトナム:Webアプリ開発、モバイルアプリ開発に加え、近年はAI開発やブロックチェーンなどの先端技術も強化

  • フィリピン:Webアプリケーション、モバイルアプリ開発が中心

  • インド:大規模システム開発、ERPなど基幹系システムに強い

関連記事:最新!オフショア開発単価の動向は?円安時代の賢い活用方法

日本語対応力と文化的適応の違い

日本語対応力:

  • ベトナム:IT人材の約30%が日本語可能

  • フィリピン:日本語人材は少なく、英語での開発が主流

  • インド:日本語人材は限定的で、英語でのコミュニケーションが基本

文化的な特徴:

  • ベトナム

    • 謙虚で勤勉な国民性

    • 日本的な品質管理への理解が高い

    • 報連相の考え方になじみやすい

  • フィリピン

    • フレンドリーで明るい国民性

    • 英語力を活かしたグローバル開発

    • コミュニケーション重視の文化

  • インド

    • 自己主張が強い傾向

    • 技術志向が強い

    • 独自の判断での進行が多い

ベトナムとフィリピン、インドとのコスト・技術力比較

ベトナムを選ぶ理由

以上の比較から、ベトナムが選ばれる理由は以下の3点に集約されます:

バランスの取れた優位性

  • コストと品質のバランスが良好

  • 技術力と日本語対応力の両立

  • 文化的な親和性の高さ

安定した人材供給

  • 年間5万人以上のIT人材を輩出

  • 若い労働力の豊富さ

  • 政府によるIT教育の推進

リスク分散の観点

  • 地政学的リスクの低さ

  • 政治的安定性

  • 経済成長による発展可能性

このように、ベトナムは単一の強みではなく、複数の要素でバランスの取れた優位性を持っていることが、オフショア開発先として選ばれる大きな理由となっています。特に日本企業にとっては、コミュニケーションの取りやすさと文化的な親和性が、開発の成功確率を高める重要な要素となっているのです。

ベトナムラボ型開発が抱える3つの課題

ベトナムのラボ型開発は多くのメリットがある一方で、2025年現在、いくつかの重要な課題に直面しています。これらの課題を理解し、適切な対策を講じることが、成功するラボ型開発の鍵となります。

ベトナムラボ型開発が抱える3つの課題

円安による利益減少

2021年以降の急激な円安により、ベトナムのオフショア開発企業は大きな影響を受けています。弊社Rabilooにおいても、同じ仕事量をこなしていても円安前より20%ほど利益が減少している状況です。これはかなり大きなダメージとなっています。

この課題への対策として、同業者の間では以下のような取り組みが行われています:

  • 日本市場を縮小し、欧米圏へ注力

  • 付加価値の高いサービスの提供(AI開発、DX支援など)

  • 生産性向上による工数削減

  • 複数通貨での契約オプションの提供

市場飽和と競争の激化

ベトナムでは新規参入企業が増加し、オフショア開発市場は飽和状態にあります。実際に多くの企業が同じような技術スタックやサービスを提供しており、差別化が難しくなっています。

中には戦略を持たず、思考停止で価格競争に陥っている企業も見られます。しかし経営戦略をもつ優秀なオフショア企業は以下のような戦略で独自性を打ち出そうとしています:

  • 特定の業界や技術に特化したサービス展開

  • 即日でのラボ立ち上げ保証

  • 柔軟な契約形態の提供

  • 企画段階からの上流工程支援

日本市場の旨味減少

ベトナムのスタートアップIT企業の成長を支えてきた日本市場は、円安の影響により収益性が低下し、市場としての魅力が相対的に低下しています。

近年、ベトナムのIT企業は日本市場以外への展開を積極的に進めています。実際、弊社の同業者の動きを見ていても、特に英語圏に市場を広げる企業が増えています。彼らは主にシンガポール、オーストラリア、アメリカなどの市場で、より高い利益率と成長機会を見出しています。

その背景には以下のような要因があります:

  • 韓国・欧米企業からの需要増加

  • 日本市場の成長率鈍化

  • 英語圏市場でのより高い単価設定が可能

しかし、日本市場には依然として以下のような優位性が残されています:

  • 長期的な取引関係の構築が可能

  • 安定した案件の確保

  • 技術力向上につながる高品質な開発案件

このような課題に対して、発注する日本企業側も以下のような対応を検討する必要があります:

適切なコスト設定

  • 品質と価格のバランスを考慮した予算設定

  • 中長期的な視点での投資判断

パートナーシップの強化

  • 単なる発注先ではなく、共に成長するパートナーとしての関係構築

  • 技術力向上への投資と支援

付加価値の創出

  • 新技術への挑戦機会の提供

  • キャリア成長の支援

これらの課題は確かにベトナムのIT企業にとってはマイナス要因ですが、決して乗り越えられないものではありません。むしろ、課題を深く理解し適切に対応することで、日本のクライアントとより強固なパートナーシップを築くチャンスともなり得ると考えています。

ベトナムラボ型開発を成功させるポイント

さて、これらの課題を理解した上で、日本企業がベトナムでのラボ型開発を成功に導くためには、いくつかの重要なポイントがあります。

特に開発パートナーの選定と、プロジェクトの進め方が成否を分けます。

ベトナムで良いラボ型開発パートナーを選ぶポイント

パートナー企業をしっかり選ぶ

ベトナムには数多くのオフショア開発企業がありますが、以下の観点から慎重に選定する必要があります:

技術力以外の重要な評価ポイント:

  • 日本語でのコミュニケーション能力

  • 開発品質の認証取得の有無

  • 企業の財務状況と規模

  • 離職率と人材の定着状況

  • 開発拠点の所在地(停電対策なども含む)

特に重視すべき品質管理の認証

  • ISO9001(品質マネジメントシステム)

  • ISO27001(情報セキュリティ)

  • CMMI(ソフトウェア開発プロセスの成熟度)レベル3以上

  • ISTQB(テスト技術者資格)の保有者数

これらの認証は、以下の点で重要な指標となります:

  • 開発プロセスの標準化

  • 品質管理体制の確立

  • セキュリティ対策の整備

  • グローバル基準への適合

開発実績の確認ポイント

  • 類似案件の開発経験

  • 業界知識の有無

  • 日本企業との取引実績

  • 直近の開発案件の規模感

特に国際認証の取得状況は、企業の品質管理への姿勢を示す重要な指標です。ただし、認証を取得していても実際の運用が伴っているかの確認も必要です。オフショア開発パートナー選定時には、認証取得の有無だけでなく、実際の品質管理体制についても詳しくヒアリングすることをお勧めします。

契約形態の種類と注意点を抑える

ラボ型開発では、以下のような契約形態があります:

①基本契約

  • 機密保持条項(NDA)の確認

  • 知的財産権の帰属

  • 契約期間と更新条件

②個別契約

  • 人月単価の設定方法

  • チーム規模の増減に関する条件

  • 稼働報告の方法

  • 支払い条件

特に注意すべき契約上のポイントは以下のとおりです。

  • 最低契約期間の設定

  • 途中解約時の条件

  • エンジニアの交代に関する取り決め

  • 品質基準の明確化

プロジェクト管理をしっかり行う

ベトナムに関わらずですが、ラボ型開発を成功に導くためのプロジェクト管理で以下のポイントを考慮しましょう。

コミュニケーション体制の構築

  • 定例会議の設定(週次推奨)

  • 日次報告の方法確立

  • チャットツールの活用ルール

  • 緊急時の連絡体制

品質管理の仕組み

  • コードレビューの実施方法

  • テスト工程の明確化

  • バグ管理の方法

  • リリース判断の基準

進捗管理の方法

  • タスク管理ツールの選定

  • マイルストーンの設定

  • 工数管理の方法

  • KPIの設定と評価

チーム育成のポイント

  • 技術研修の実施

  • ナレッジの共有方法

  • モチベーション管理

  • キャリアパスの提示

これらの要素を適切に組み合わせることで、ラボ型開発を安定的に運営することが可能になります。特に初期段階での体制づくりが重要で、ここでの準備が後々の成果を大きく左右します。

ラボ型開発においてRabilooが提供する差別化戦略

ベトナムのオフショア開発市場が成熟化する中、Rabiloo(ラビロー)は以下の3つの強みを活かした独自の差別化戦略を展開しています。

柔軟なエンジニア増強サービス

Rabilooのラボ型開発は、お客様のニーズに合わせて柔軟な対応が可能です。必ずしも固定のチームである必要はなく、フェーズやニーズに応じて柔軟に人材を提供します。

  • 最小1名からのスタートが可能(スタッフ増強サービス)

  • 2週間以内での即日チーム立ち上げ

  • プロジェクト状況に応じた増員・減員の柔軟な調整

  • ハノイ工科大学出身を中心とした優秀なエンジニアの確保

スマートリテールとEC構築の専門性

Rabilooの得意領域は小売業と教育業です。ゲーム開発やブロックチェーン領域においては経験がありません。小売業のDX支援において、以下の領域で豊富な実績があります:

  • 倉庫管理システム(WMS)開発

  • 配送管理システム(TMS)開発

  • 販売時点管理システム(POS)開発

  • 会員アプリ、デジタルサイネージなどの販促ソリューション提供

  • ECサイトの構築・運用支援

この専門性を活かし、特に小売業ビジネスに合わせた最適なソリューションを提案しています。

Rabilooのクライアント事例と評価

実際の導入事例から、Rabilooの強みをご紹介します。

全国小売チェーンでの活用例:

  • 会員アプリのフルリニューアル

  • デジタルサイネージシステムとの連携

  • 顧客管理システムの統合

  • OEM生産のサイネージデバイスを2万台低コストで導入

中堅整骨・整体院チェーンでの活用例:

  • スマートストア化の推進

  • POSシステムの刷新

  • 会員アプリの開発

  • 地域No.1のブランドに急成長

これらの実績に加え、以下のような評価をいただいています:

  • プロジェクト進行の透明性の高さ

  • 技術提案力の確かさ

  • 品質管理の徹底

  • コミュニケーションの円滑さ

Rabilooは、単なる開発パートナーではなく、お客様のビジネスの成長を支援する戦略的パートナーとして、継続的な価値提供を目指しています。

まとめ:ベトナムラボ型開発の活用で開発リソース不足を解消

ここまでベトナムのラボ型開発について詳しく見てきました。もう一度要点を整理しましょう。

ベトナムラボ型開発のポイント:

  • ベトナムに自社専属の開発チームを持ち、中長期的に開発リソースを確保できる

  • 日本語対応可能なエンジニアが多く、コミュニケーションがスムーズ

  • 技術力の向上により、上流工程からAI開発まで幅広い対応が可能

  • コストメリットは縮小傾向だが、安定した人材確保が可能

導入時の注意点:

  • パートナー選定は技術力だけでなく、コミュニケーション力も重視

  • 契約内容の詳細な確認が重要

  • プロジェクト管理体制の構築が成功の鍵

2024年、IT人材不足はますます深刻化すると予測されています。その中で、ベトナムのラボ型開発は、単なるコスト削減の手段ではなく、開発リソースを安定的に確保するための戦略的な選択肢となっています。

Rabilooにご相談ください

Rabilooは、スマートリテールやEC構築に強みを持つベトナムのオフショア開発企業です。お客様のビジネスに最適な開発体制の構築について、まずはお気軽にご相談ください。

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  • 無料相談受付中

  • 具体的な費用感の確認可能

  • 実績豊富な専門家が対応

記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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▶︎オフショア開発とは?メリットやベンダー選びのポイントを簡単に解説!

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Kakimoto Kota
Rabilooのオウンドメディアで制作ディレクターを担当。日越翻訳、記事、動画、SNS、コンテンツの戦略立案から制作まで行う。2015年よりベトナム・ハノイ在住
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