開発事例|製造 / 在庫管理Webアプリ
量子コンピューターの部品追跡
不具合が出た製品から、使った部品のロットまでをすぐにたどりたい。量子コンピューターを製造するフランスのQuandelaから依頼を受け、部品の入庫から製品ごとの使用部品までを一つの記録にするWebアプリを開発しました。
部品が多く、記録の誤りが許されない
Quandelaは、2017年創業のフランスの企業です。光の粒(単一光子)を使う量子コンピューターと、その中核となる光学デバイスを開発・製造しています。
一つの製品には、仕様の厳しい電子部品が数多く使われます。どの部品を、どの製品に使ったか。その記録には、ほぼ誤りが許されません。
生産が増えるほど、手の記録が追いつかない
生産の規模が大きくなるにつれ、従来の記録の方法では追いつかなくなっていました。
仕入先から届いた部品の数は手で記録していたため、帳簿と倉庫の実数がずれます。入出庫の履歴も時系列では残らず、部品がいつ、どこへ動いたかが見えませんでした。
さらに、入庫した部品、入庫の注文、組み立てた製品が結びついていませんでした。製品に不具合が出ると、原因になった部品のロットを探すのに時間がかかります。その時点の在庫も正確には分からず、生産計画の担当者は部品の不足や余りを読みにくい状態でした。
届いた部品は、伝票と照らして受け入れる
Rabilooは、Quandelaの業務の流れに合わせて、部品の在庫管理に絞ったWebアプリを開発しました。
倉庫の担当者は、仕入先ごとの入庫の注文を画面で受け、届いた数を伝票と照らして確定します。部品ごとの数量、保管場所、状態は一つの画面で確かめられます。
製品から、使った部品のロットをたどれる
製品を組み立てるときに出庫した部品は、その製品と結びつけて記録します。不具合が出た製品を開けば、使った部品と入庫の注文までさかのぼれます。
管理者向けには、利用者ごとの権限、入出庫の履歴(いつ、誰が、何を動かしたか)、在庫が下限を割ったときの通知を用意しました。
導入して変わったこと
不具合の原因を早く絞り込める。製品から使った部品のロットをたどれるので、原因の範囲を早く特定できます。
入庫と在庫確認の手順がそろった。作業の手順が画面に沿って決まり、担当者による差がなくなりました。
研修なしで使い始められた。倉庫の担当者が、研修を受けずに日々の作業で使えています。
購買・生産・販売のシステムと、後からつなげる。将来の連携を見込んだ構成で作っています。
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